令和７年度の農事功績表彰において、佐渡棚田協議会の大石惣一郎会長が「緑白綬有功章」を受章されました。表彰式は11月12日に東京都で行われ、大石会長の長年にわたる棚田保全と地域農業への貢献が高く評価されました。佐渡からの受章者は４人目となり、地域にとっても大変喜ばしい知らせとなりました。
大石会長は、長年にわたり佐渡棚田協議会の会長として活動を続けてきました。棚田で育てられた米を「棚田米」としてブランド化し、地元住民や都市部の消費者とのつながりを広げる取り組みを進めてきたほか、棚田を地域の宝として発信する企画、担い手や関係人口の育成にも尽力してきました。
さらに、行政や団体との連携を深めることで活動の幅を広げ、棚田を守りながら地域の活性化にもつながる仕組みづくりを続けてきた点も、今回の評価につながった大きな理由といえます。
農事功績表彰の中でも「緑白綬有功章」は、地域農業の発展に特に顕著な功績をあげた人に贈られる名誉ある賞です。今回の受章は、大石会長個人の努力の証であると同時に、佐渡の棚田が持つ価値と魅力が国レベルで認められたことを意味します。
今後も佐渡の棚田を守り、未来へつなぐためには、多くの人の関心と協力が欠かせません。今回の受章をきっかけに、棚田の美しさやその背景にある農家の思いが、より多くの人に届いていくことを願っています。
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https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/keieifukyu/dainihon20251112.html
