10月6日(日)歌見地区で「棚田みらい応援団」が稲刈りイベントを行いました。
新潟県が棚田の維持管理や地域振興を目的に、棚田の保全活動に興味のある企業・団体と、人手不足や交流人口を増やしたい中山間地をマッチングしたのが「棚田みらい応援団」です。
前回(5/12)に行われた田植えイベントと同じメンバーが集まりました。島外からJAL新潟支店、JR新潟支社、佐渡汽船㈱、三井住友海上エージェンシー・サービス㈱、県庁農地部、島内からは佐渡測量㈱、佐渡地域振興局、佐渡市など総勢60名が参加し、地元農家の指導の下一緒に稲刈りを行いました。
最初は稲刈り鎌を使うのも初めてで、おっかなびっくりで刈り出しましたが、どんどん慣れていき、「ザクッザクッ」と小気味いい音を立てて刈り進めていきます。
刈った稲は5束くらいずつ互い違いに置いていきます。
(写真中央下あたりに、手刈りした稲が×印の様に置いてあるのがポイント)
互い違いに置いた5束の稲を2束で1組に藁で束ねます。この束ねるのが、慣れないとうまくいきません。地元の農家さんはおしゃべりしながらでも、どんどん束ねていくのですが、初心者は…バラバラになったり、何度もやって藁が切れてしまったり
(手前の背中で語っているのが、総監督の八重子さん。分かる人には分かる背中の藁がポイントです。)
上級者になると、束ねる用の藁は八重子さんのように背中に結び付けたりして取りやすくしますが、初心者は藁を地面において、一回ずつしゃがんで取って…を繰り返します。
こういう動作の一つ一つに知恵というか、慣れというか農家さんの凄さを感じます。
そしてすべて束ね終わったら、はざかけします。
ここで、さっき束ねる時に互い違いのものを一緒にした理由が分かります。
なんと!はざがけする時に半分に分けやすいんです。
「え…それだけ?」と思う人もいるかもしれませんが、何百束とかけるのでそういうのが地味に効いてくるんです。
1組に束ねる束ね方が悪いと、ここでバラバラになったりします。交互になってない場合は、半分にする作業に時間がかかります。
みんなで1時間半作業をしノルマはなんとか刈り終わりました。
みんなで集合写真。
歌見の方達のおもてなしが心に染みますし、ご飯は胃に染みました。
また来年の田植えも楽しみになりました。