令和7年5月18日、小倉千枚田にて田植えイベントが開催されました。
…小倉千枚田と言えば、小倉千枚田管理組合さんがオーナー田になっている田んぼの日々の管理を一手に引き受け、田植え、草刈り、稲刈りのイベントを企画運営しているのですが、役員改選があり、約10年間従事していただいた菊池組合長をはじめ数名の役員の方が引退されました。役員数も減りましたが、なんとかオーナー制度を維持しつつ小倉千枚田の景観を守るため、今まで63枚のオーナー田を維持管理していましたが、今年度から25枚へ縮小し活動を継続しています。将来的にはまた63枚のオーナー田を再開できるよう準備を進めています。
平地の田んぼと違い、こういった山間部の田んぼは機械化が進みづらく耕作者への労力負担が多いわりにお米の収量が少ないと言われています。また傾斜のきつい棚田は小型の機械しか入らず、その機械を棚田の上まで運ぶのも大変ですし、狭く不整形な田んぼで作業するのは熟練の技術が必要です。
田植えや草刈り、稲刈り等のイベントはオーナーさんやボランティアの方がお手伝いにきてくれるので、何とかなるのですが、水管理や畦の補修、稲の生育管理、肥料散布などなど、時期になると毎日田んぼを見に行かなくてはいけないこともあります。
今はやりのスマート農業を取りいれるにしても、そもそも携帯電波が届かないとか、田んぼの畦の傾斜がきつ過ぎて草刈り機が導入できない等々、棚田らしい問題も多々あり、大手の企業さんにも相談させていただいたのですが、いまいち思ったような効果が得られてない状況です。
…すいません。暗い話になりましたが、本題へ。田植えのお話です。
当日はちょっと曇り空。そして風が強いので寒いです。参加者は全部で90人を超える方達が集まってくれました。
田植えは順調に進み
すぎ、急遽今日植えないはずの田んぼも植えることに。植える前に田んぼの中に八反を転がし手植えする目印をつけます。
そんなこんなで大きな問題もなく、順調に田植えは進み
最後に集合写真を撮りました!
その後は…場所を移し恒例の親睦会です。
今年は「つぶろさし」という伝統芸能披露でした。
これはすごく珍しいです。私自身ずっと佐渡にいますが、羽茂のお祭りでしか見たことがありません。しかもこんな近くで見ることになろうとは…
つぶろさしの説明はこちら↓
https://sado-geinou.com/history/tsuburosashi
終始笑い声の絶えない大盛り上がりの懇親会でした。
皆さまお疲れ様でした。