里山の生き物図鑑

ヤマアカガエル(山赤蛙)

背側線が目の後ろから、折れ曲がっています。下から見ると斑点が多いので見分けて下さいね。

分類 アカガエル科 アカガエル属
分布 日本の固有種で、本州、四国、九州、佐渡島に分布する。
形態 体長4.2-7.8cm。体色はオレンジ色から褐色と個体により変異があります。背面には筋状の隆起があり、鼓膜の上部で一度外側へ曲がり鼓膜の後部でまた内側に曲がっています。ニホンアカガエルによく似ているが、ニホンアカガエルはこの背側線がまっすぐです。咽頭部には明瞭な黒い斑点が入る個体が多い。後肢は長く静止した状態でも指が鼓膜に届き、水掻きは発達しています。 卵は黒い球形。幼生の体色は黒や褐色で、背面に黒い斑点は見られない。
生息地 丘陵地と山間森林内および、その外縁部にある池、小川、湿地、水田に生息します。 平野部ではニホンアカガエルと混生することもありますが、山地にも生息することが和名の由来。冬に産卵した個体は再び春になるまで冬眠します。
繁殖 繁殖形態は卵生で、1-6月に池沼、湿地、水田、水溜りに1,000個以上の粘着性がある寒天質に包まれた卵を年1回のみ産みます。一晩のうちに複数個体が1つの水場に集団産卵することもあるんです。卵は14日程で孵化します。幼生は5-8月には変態し、幼体になります。成体になるには生後2-3年程かかります。
豆知識 種小名ornativentrisは「飾り立てた腹」の意で、腹面の斑紋に由来すると思わます。

Wikipedia 転載

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