里山の生き物図鑑

メダカ(目高)

日本でいちばん小さな淡水魚。メダカは「水田が育てる」と言われ、メダカの恋の季節と田んぼに水が張られる時期は一致しており、日本の稲作文化と共存してきた「水田の魚」ともよばれています。
ちなみに英語では「ライスフィッシュ」とよばれており、世界各国でお米の魚として親しまれています。

分類 メダカ科 メダカ属
分布 日本では本州、佐渡島、琉球列島にかけて分布しています。
形態 体長は3.5cm程度。背びれはかなり後ろで、腹びれの前端より後ろとなり、前後に長く、オスの背びれの膜には欠ける部分があって、メスにはありません。
形態・生態 メダカの種類は、日本に昔からいる「黒メダカ」が原種です。
「ヒメダカ(緋メダカ)」
黒色素胞のないメダカ。古くは江戸時代から観賞魚として 親しまれています。
「ダルマメダカ(縮みメダカ)」
脊椎の数が少ないため尾が短く、丸みのあるころんと愛らしい姿をしています。
「白メダカ」
色素胞、黄色色素胞を持たないのでその名の通り白い。ヒメダカ同様歴史が古く江戸時代から 親しまれています。
「ヒカリメダカ」
背中が輝くおしゃれなメダカ。他の種と違い、背ビレと尻ビレの形が同じで、尾ビレがひし形をしています。
生息地 メダカはもともと、ゆるやかな流れの小川や、水田のような一時的水域に住み、一年中群れで生活しています。近年の農地改良に伴う用排分離により、用排水路から繁殖時に水田に進入することもあります。主に、動物プランクトンなどを食べ、蚊の幼虫ボウフラを好んで食すことから、益魚としても知られています。
繁殖 1回の産卵で約10個の卵を産みます。球形の卵の直径は1-1.5mmで、卵黄は淡黄色、卵膜は透明で厚く、表面に長さ0.5mmほどの細かい毛があり、長さ10-20mmの付着糸は約数十本です。通常、産卵は春から夏です、孵った仔魚は夏~秋の間をかけて成長し、次の年に産卵します。早い時期に孵化したもののなかには、その年の秋に産卵をする場合もあります。
豆知識 メダカは、腎機能が発達しているため耐塩性が非常に高く、慣れさせれば海水で生活することも可能。

Wikipedia 転載

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