お知らせ

令和6年10月17日~18日に長野県上田市で「第29回全国棚田(千枚田)サミット2024 カカワレル棚田~「ずく」を集めて未来につなぐ~」が開催されました。

「ずく」は長野の方言でやる気や根気の意味。そのテーマのとおり、内容の濃い充実したイベントでした。

17日は分科会と式典、18日は現地研修会が行われました。

17日の分科会は第1分科会~第4分科会+ミニ分科会3つが開催されました。佐渡棚田協議会からの参加者はそれぞれ違う分科会に参加。第1分科会では「棚田活用の取組と狙い」、第2分科会では「棚田と教育機関との連携」、第3分科会では「企業も棚田も得する関わり」、第4分科会では「子どもたちが創る棚田のミライ」が開催されました。各分科会には大学の関係者や地域おこし協力隊、企業の方などがコーディネーターや話題提供者として講演してくださいました。その他、稲倉の棚田保全委員会さんによるミニ分科会は3つありました。式典では豊殿小学校による活動発表、輪島の白米千枚田からの現況の報告、稲倉の棚田保全委員会による事例発表、信州棚田フォトコンテストの結果発表が行われました。

18日は5コースの現地研修会が行われ、稲倉の棚田や姨捨の棚田など見学しました。

「眺めるだけじゃない、“関われる棚田”」を目指して活動している稲倉の棚田保全委員会。農閑期の春と秋に開催している「棚田キャンプ」、キャンプサイトを整備し、サイト内で採れる野菜はそのままBBQに使えたり、棚田体験アクティビティとして生きもの調べやゲームをして自然と触れ合い楽しく学ぶ、また田んぼの代掻き作業を泥んこアソビとしてイベント化したり、棚田米オーナー制度では貰えるお米の量などの違いで3つのプランがあり、田植えや稲刈りなど農作業体験ができます。酒米オーナー制度もあり農作業と瓶詰め体験ができるなど、オーナー制も充実。1年を通じて稲倉の棚田に来て関われる仕組みづくりがされていました。また、棚田の保全には人手と資金が必要。補助金ありきではなく課題の解決に補助金を活用する。イベントのみではなく「持続」に向けた設備投資の必要性を考えることが必要。また棚田の保全活動はその地域の人が本気になって「残したい」と思わなければ「続かない」。地元主導・地元発信で行うことが大事なんだと強く感じました。

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